9/16~17 遠藤きのこ園視察&阿武隈山地での土壌サンプル採取
9月16日と17日の2日間にわたって、川内村と田村市都路町で活動を行いました!
【1日目】
1日目は福島県川内村にある遠藤きのこ園にお邪魔しました。遠藤きのこ園は菌床が25万個あり、ファ-ムわたなべの2倍以上の菌床を使って、しいたけやまいたけ、キクラゲなどを作っているそうです。

25万菌床はいわき市にあるゴールドしいたけを除くと、なんと県内1位の数だそうです!!

そんなたくさんのきのこ達を約10人の従業員さんで育てているのもまたびっくり!!!
ですが、そのうちの多くは、外国人技能実習生の方々なんです。川内村に若い人が少ないことを感じる一方で、外国から川内村に「しいたけを作りたい!」と熱い気持ちを持った人が来てくれることが嬉しいと感じました。
そして、遠藤きのこ園の視察がスタート!!

これは菌床を作るのに必要なおがくずチップ!!これに会津産の米ぬかとバイデル、ふすまを入れて、機械で蒸して5時間干してから菌床を作ります。

これは作ってから1ヶ月の菌床。白色ですね~。

これは作ってから3ヶ月。茶色になってきていますね。

これは作ってから5ヶ月。5ヶ月目でもまだ良いしいたけは出て来ないので、ハウス内の温度を20~25度に調節し、しいたけが出て来ないようにしています。

これが6ヶ月。この袋を切って毎日水をかけます。この水の量でしいたけのでき具合が変化するそうです。そして、10度まで下げて、ついにしいたけが出て来ます!!
収穫が始まったら、1週間ほどでしいたけが出なくなるので、2日間菌床を休ませた後、菌床を反転させまたしいたけの収穫が始まります。菌床は古くなると、しいたけの味は同じだけど、見た目が悪くなるそうです。なので、菌床は1年ほどで役目を終え、使い終わった菌床達はムシムシランドへ寄附されます。その菌床にカブトムシが卵を産み、カブトムシが生まれるという自然のサイクルができています!

これは特Aという1番高い値がつくランクのしいたけです。
実は、間引かれず生き残った選ばれし者なのです!しいたけ界も生き残るには熾烈な競争がありました(笑)。
ついこの前のお盆に卸値が1000円を超したそうです!しかし、まだまだ福島のしいたけは他の地域と比べて卸値が低いので、「福島のしいたけはおいしいたけ~」と地道に広めていきたいです!!!
15時過ぎになり、従業員の方々が休憩していたので、私たちもお茶をごちそうになりました。

震災当時のお話を聞くと、「やっぱり放射性物質のついた菌床を捨てるのが悔しかった」と言っていました。その数、実に何百キロ単位だったそうです。今まで自分たちが丹精を込めて育てていたものを自分たちの手で捨てるということは辛いものだったと私も理解できます。だからこそ、しいたけ作りを再開し、しいたけを生産・出荷できていることには私も幸せと嬉しさを感じます!!
いつか、特Aのしいたけを満腹になるまで食べてみたいと思います!!!
遠藤きのこ園の皆様、本当にありがとうございました。
【2日目】
2日目は県中農林事務所や福島県庁の方々に手伝っていただき、田村市都路町の土壌のサンプル採取を行いました。もともと震災前は都路町の原木もしいたけ栽培に使われていたので、現在都路町の原木が育つ土壌がどの程度の放射線量であるかを測定することは、いつか福島の原木でしいたけをまた作るという夢への第一歩になります。
まず、都路町の山に入る前に、県中農林事務所の職員の方から、震災当時のお話と福島の農産物の現状について伺いました。
特に、現在の日本の食べ物の放射線量の基準値が世界と比べてとても厳しいため、逆に言えば、日本の基準をクリアした福島の食べ物は世界一安全ということなのですが、その理解をどのように広めていくかが難しいと感じました。福島の人が「世界一安全なんだ!」と言うのと、福島の外の人が「福島のものは世界一安全なんだ!」と言うのとでは印象が少し異なります。だからこそ、福島のものの良さを周りの人に理解してもらい、販路を拡大することが大事だと思いました。
そして、土壌のサンプリング採取へレッツゴー!!
もともと、しいたけの原木として使われていた広葉樹林の土壌から採取しました。


ていねいに採取中・・・。

高低差や歩きにくいところがかなりあったので、大変でした💦。
最後に、針葉樹林の土壌も採取。


実は、このハンマー、すんごく重いんです・・・。
大学に帰り、放射線量の測定と計算を行いました。まだまだ調べ足りないので、採取方法や新たな知識を付けてリベンジしたいと思います!!

この2日間は直接見て学ぶもの・得ることがとても大きい2日間でした。これからも現地訪問を続け、Myしいたけプロジェクトが成功するよう、メンバー一同頑張ります!!

